岐阜県の人口は減少傾向、世帯数は増加傾向

岐阜県_世帯数推移
日本では少子高齢化社会が加速していますが、岐阜県も例外ではありません。
「岐阜県人口動態統計調査結果(令和3年8月1日現在)」によると、過去10年間の人口推移から毎年およそ1万人ずつ減少していることが分かります。 この傾向が順調に?続くとなれば、岐阜県の人口を約200万人として単純計算すると、200万÷1万=200ということで、長く見積もっても200年後には岐阜県の人口が0人になる計算結果になります。しかし、そんなこと言ったら日本の人口も同様に減少しているわけなので、いずれは0になってしまいますよね・・・

実際に計算してしまうと絶望的な現実を突きつけられた印象ですが、あくまで机上の計算なので、現実はそうならないように国と各都道府県は一丸となって人口減少問題に取り組んでいます。
しかし逆に言えば、日本の少子高齢化による人口減少はそれくらいの危機感を持って対策していかなければならないということでもあります。岐阜県でもそのような人口減少に歯止めをかけるべく少子化対策を始めとして、様々な取り組みを行っています。

岐阜県_世帯推移
一方で世帯数推移については増加傾向にあります。一般的に、人口が減少しているのに世帯数が増える原因は、一人暮らしを含む単独世帯が増えているということに繋がります。
岐阜県の調査結果によると、1世帯当たりの平均世帯人数は2.51人ということで、核家族化が急速に進んだ結果のその先の状態ともいえるのではないでしょうか。

因みに、総務省統計局の平成27年~令和2年のデータによると、人口増減率の全国平均は-0.7です。
そして最も人口減少率の高い都道府県の第一位は「秋田県」の-6.2%で、第二位「岩手県」、第三位「青森県」と続きます。岐阜県は47都道府県のちょうど真ん中辺り第24位の-2.6%ということです。

※図「岐阜県の人口推移」、「岐阜県の世帯数推移」については、
岐阜県庁HP「岐阜県人口動態統計調査結果(令和3年8月1日現在))からデータを抜粋